空調についての豆知識
空調についての豆知識
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| フロンが開発される以前の冷蔵庫にはアンモニアが冷媒として使用されていましたが、
毒性や可燃性があり、扱いやすい代替品が求められていました。 1928年、ゼネラルモーターズ社はCFCの開発に成功し特許を取得しました。 フロンは化学的に安定であったため、「夢の化学物質」としてエアコンや冷蔵庫に使われてきました。 1970年代になりフロン類によるオゾン層の破壊が問題となり、1985年には「オゾン層保護のためのウィーン条約」が、 1987年には「オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書」が採択され、製造や輸入の禁止が決定されました。 これにより CFC やHCFCの代わりとしてオゾン層を破壊しない HFC が利用され始めました。 1990年代には、CFC の他、 HCFC や HFC も温室効果ガスとして問題になり、規制が行われております。 |
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| CFCはクロロフルオロカーボン(Chloro Fluoro Carbon)の略で、塩素(Cl)、フッ素(F)、炭素(C)をもっており、 塩素を含むためオゾン層破壊の程度が高い物質です。 | HCFCはハイドロクロロフルオロカーボン(Hydro Chloro Fluoro Carbon)の略で、CFCに水素(H)を加えており、 塩素を含んでいますが水素があるためオゾン層破壊の程度が低い物質です。 | HFCはハイドロフルオロカーボン(Hydro Fluoro Carbon)の略で、フッ素(F)と水素(H)、炭素(C)をもち、塩素(Cl)をもたないため、オゾン層の破壊をしません。 |

CFCはクロロフルオロカーボン(Chloro Fluoro Carbon)の略で、塩素(Cl)、フッ素(F)、炭素(C)をもっており、 塩素を含むためオゾン層破壊の程度が高い物質です。

HCFCはハイドロクロロフルオロカーボン(Hydro Chloro Fluoro Carbon)の略で、CFCに水素(H)を加えており、 塩素を含んでいますが水素があるためオゾン層破壊の程度が低い物質です。

HFCはハイドロフルオロカーボン(Hydro Fluoro Carbon)の略で、フッ素(F)と水素(H)、炭素(C)をもち、塩素(Cl)をもたないため、オゾン層の破壊をしません。




| すべての業務用冷凍空調機器について、3ヶ月に1回以上のユーザー等による簡易点検が必要となり、簡易点検に加えて圧縮機の定格出力が下記に該当する機器は、
十分な知見を有する者(冷媒フロン取扱技術者等)による定期点検が義務化されました。 |
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フロン類の漏えいが見つかった際、管理者は、可能な限り速やかに漏えい箇所を特定し、修理を行います。
漏えいが見つかった場合、修理をしないでフロン類を充填することは原則として禁止(繰り返し充填の原則禁止)されており、
フロンの充填や回収は、都道府県に登録された「第一種フロン類充填回収業者」が行いますので、「回収証明書」「充填証明書」を受け取り保管してください。
機器の点検・修理やフロン類の充填・回収など、機器の整備時には、機器ごとに記録簿に履歴を記録し、機器の廃棄まで保存しなければなりません。
専門業者に整備を依頼し、記録簿に整備内容を記入してください。
法人又は個人を単位として保有する機器からの漏えいしたフロン類の量が、
二酸化炭素換算で年間1,000 トン以上となる事業者(管理者)は、事業を所管する大臣に報告する義務があります。
なお、算定漏えい量は、整備の際に充填回収業者が交付する充填・回収証明書から把握されるフロン類の漏えい量(実漏えい量)と地球温暖化係数(GWP)を用いて算出されます。
管理者は、機器の損傷などを防止するため、周辺に振動する機器がない適切な場所への設置に配慮してください。
業務用冷凍空調機器を廃棄する時には、フロンを回収し適切に処理をしなければなりません。
回収は「第一種フロン類充填回収業者」に依頼し、「行程管理表」を交付しなければなりません。
また、フロンが適正に処理されたことを「破壊証明書」「再生証明書」で確認してください。
「第一種フロン類充填回収業者」から交付された「引取証明書」は3年間保存してください。
機器の故障を発見したときには、大部分のフロンが漏えいしていることがあり、能力低下や被害の拡大を防ぐため、
点検・整備に精通した冷媒フロン類取扱技術者等による定期点検と予防保全措置の実施が有効です。
中央空調では、空気創りのプロとして、法で定められた点検を実施するための「冷媒フロン類取扱技術者」資格を多くの従業員が取得し、
ご依頼により定期漏えい点検を実施させていただいており、「フロン排出抑制法」に関するご質問・ご相談にもお応えさせていただきます。